<読書感想文日記と化している最近>
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或る冬の風景

今日は朝から空気が乾燥していた
加湿器の水の減り具合がいつもより早かった

朝晩の冷え込みが激しくなってきた
足先と指先の冷たさでそれが分かる

冷たく強い風が空の遠くから吹きつける
時折、窓ガラスが大きく鳴る
冬の冷たく強い風が吹くとこの音が鳴る
冬の音が鳴る

窓の外に見える樹の細い枝が揺れている
風の強弱に合わせて揺れている
寒さに震えているような
空気の流れに身を委ねているような
心細さと強さを見せてくれる
耐え忍ぶ姿がそこに在った

猫が佇んでいた
真っ白い猫だった
犬を飼っている家が多いこの界隈では珍しいことだった
うっかり放置してしまった洗濯物を取り込りこむ
その少し先でこちらを見ていた
チッチッと口を鳴らしてみた
一歩二歩三歩と近づいてきたのも束の間
どこからかの車の音に驚いて一目散に逃げてしまった
逢魔が時の短い逢瀬


空は錆浅葱の色をしていた
次第に紺青色から深い黒へ
冬の魅せる青は寂しく美しい

つぶやき - -
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